東京都庭園美術館 視察

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視察というのか何なのか?
趣味の建築めぐりです。
リフォームの参考になるかと言われると、そうでもないかもしれません。笑


建物が美しすぎる美術館、東京都庭園美術館です。
目黒駅で降りて、10分くらい歩くと着きます。
この日の気温は30度オーバー。シロガネーゼの素敵な奥様方を横目に、汗だくで歩いていきます。笑笑
この美術館は、もともと朝香宮鳩彦王(宮家=皇族です)が住まれていた住宅です。
とにかく全てにおいてこだわって建てられており、細部までそのこだわりが貫かれております。また、かなりのお金が動いたであろうことは容易に想像できますが、バブルのころのいやらしいゴージャス感と違って、細部までこだわって建築した分の必要経費なんだなあと納得。やらしさが全くなくすべて上手にまとまっています。アールデコ、に分類されるようですが、私はまったくアールデコは知らないんですが、本物はジャンルに関係なく感動するものですね。施主(どうやら奥様)がものすごくこだわったであろう事と、それに120%で答えた当時の宮内庁の設計チームのやり取りを想像しただけで気が遠くなります。


入ってすぐの広間にある荘厳なステンドクラス。


塗り壁のコテ跡も芸術です。窓からの光の入り方も計算されてます。


食堂。ゴージャス。素敵すぎ。
全体的に、部屋ごとの大きさはそんなに大きいわけではないです。
普通に生活するのに十分な空間、といった感じです。
食堂もホテルみたいに広いわけではありません。


暖房用ラジエーターパネルの目隠しカバーです。
全部屋にラジエーターパネルがついているのですが、この目隠しカバーは各部屋で模様が違います。部屋ごとの特注品、一品ものです。


2階の窓からちょこっと出れるバルコニーがついてるのですが、なんともセンスがいいです。バルコニーの大きさといい、タイルの貼り方、色使いといい、とにかくこの住宅にマッチしてるんです。


南側のサンルーム。
チェッカーのタイルが素敵です。
なかなかぜいたくな大きさのサンルームです。キャッチボール出来るくらいの広さがあります。笑


フロアの貼り方もこだわっており、木材もミックスして貼ってあります。


照明器具も見どころの一つで、全部特注の1品ものです。

施主である鳩彦王の奥様は竣工後半年くらいで亡くなってしまったそうです。こんなに素敵に完成したのに残念すぎますね。

とにかく建築ファンなら一見の価値あり!です。
東京に行った際は是非!
 

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